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2017年11月12日日曜日

食べれる果樹。食べれる庭。エディブルガーデンを目指しています

エディブルガーデン(英語:Edible Garden)というコンセプトがあります。

典型的なアメリカの家は完璧に保たれた芝生と大きな木があり、それを維持管理することに莫大な水、お金、労力を必要としています。実際アメリカに住んでいた時も庭師が毎週来てましたし、カリフォルニアは砂漠で水不足なのに毎日散水してました。






そんな生活を見直して、どうせなら食べれる樹木を植えようよ、というのがエディブルガーデンです。ポートランドやシアトル、ロサンゼルスなんかでも推進されています。景観を維持する為の条例が厳しく、庭先での畑などは禁止されている場合が多く、自治体と住民の間での話し合いの結果多くの条例が改正されています。また、下水に垂れ流しだった雨水を利用して歩道脇の植え込みでの畑づくりなども数多く見かけるようになりました。





地産地消や、最近日本でもよく聞くようになってきたfarm to tableの発想に通じるものがあります。食べるものはなるべく身近で育てよう、使われる農薬などを把握したいという考えでしょうか。最近ミツバチを飼う人も増えています。

そういう人々に人気の日本人、福岡正信氏の「藁一本の革命」という本はバイブル的存在になっています。



面白いのは福岡さんの提唱している土団子(種の入った土団子で植物を植える方法)が、ゲリラガーデニングに使われているということ。ゲリラガーデニングとは、空き地に勝手に植物を植えてしまい、有効に使おうという動き。要は勝手に人の土地を使ってしまおいという不届きな考えですが、どうせ使ってないんだからいいじゃん、といういかにもアメリカ的な発想。

私もロスでエディブルガーデンを実行しているLos Angeles Eco Villageに遊びに行きました。興味のある人はこちらまで:
http://laecovillage.org/

小難しいことを書きましたが、日本でいうところの家庭菜園をもう少し極めた形でしょうか。そういう意味では日本のほうがもっと農業が身近な感じがしますね。家周りの景観にあまり厳しくないのと、植物の育ちやすい気候が影響しているような気もします。町中の農地を借りたコミュニティーガーデンなんかも増えてますね。

結局は自分で育てたものを食べるという喜びは、やった人にしかわからない楽しさがあるということだと思います。庭でとれた果物を食べると本当においしい。生で食べるエンドウ豆やカブも甘くて幸せ。原始的な欲求が満たされる気がします。

前置きが長くなりましたが、小淵沢の家にも多くの果樹が植えてあり、また最近時間があったので追加しました。今日はそちらを紹介します。


1.梅の木
剪定さえきちんとやれば使いきれないほど多くの実がなります。梅酒とジャムが大量に出来て、花もすごいきれいなのでおすすめの果樹。






2.栗の木
栗は本当にたくさん実ができます。こちらは完全放置で勝手に実がなりますが、虫が入っていることが多いのと、皮をむくのが本当にシノドイので実はあまり食べてません。




3.いちじく
イチジクもおすすめ。私のイチジクは夏から秋にかけてずっと実がなり、いつでもおいしいイチジクが食べれて幸せです。生はもちろん、ジャムにすると本当においしい。




4.桃
桃の木は、気候もあるのか全く最後まで実がなりません。途中で腐って落ちてしまい、この5年間一度も食べたことがありません。農薬をまかないと無理なようです。

5.すもも
こちらも桃と同じ。。

6.ブルーベリー
ブルーベリーは植えたばかりです。こちらも簡単に実がなる代表格ですね。楽しみです。


7.ぶどう
家の前の生垣を伐採してワイヤーフェンスを作りました。そこに様々なブドウを植えて様子見。

生垣を伐採しました。見晴らしがよくなる

8.りんご
リンゴは結実までに数年かかるようですが、大きくなると本当に豊潤な果樹です。生で食べてもよいし、アップルパイ、サイダー、いろいろな用途があり本当に楽しみです。


9.キウイ
小淵沢、寒いのですが意外とご近所さんでもキウイ植えてる方が多く、僕も植えてみました。まだまだですね。


10.ラズベリー
ラズベリーは日陰でも育つとても簡単な植物です。今年初めて実がなりました。来年が楽しみ。



11.桑の木
古民家では昔養蚕をやっていたのですが、その時の趣旨が残っているのか近隣にたくさん桑の木が生えてます。ただ、実がなってるのは見たことがないですね。。。雄なんでしょうか。


番外編:マンションのベランダ
マンションでも沢山植えてますよ!今はイチゴをたくさん植えてます。

いちごです


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