DIY, コーヒー、自家栽培、古民家の再生などポートランド的な人生に興味がある人のためのサイト

2017年12月24日日曜日

古民家のサッシを断熱サッシにDIY





古民家にペアガラスの窓

12月です。毎日マイナスになる小淵沢ですが、最近少しづつ寒さに対抗する方法を実行しています。

その一つが、ガラス。

おそらく60年代につけられたガラスサッシは、もちろん単板ガラスで夜は冷気が伝わってきます。去年の冬に薪ストーブを大型化したのですが、暖気がすべて奪われる感じです。

なので手始めに土間の窓ガラスを一つ変えてみることにしました。



元々あったサッシ

単板ガラスです


明らかに寒そうな単板ガラスですが、そもそも窓枠にはまっていないのが気になっていました。外付け型なので、窓枠の外にさらにまぐさを付けて、そこに引っ掛けてるんです。だから窓の上部は桁の上。見た目が気に入りません。

窓を外した後。窓枠が、梁の外、さらに上部についてるの分かります?ここに窓がはまると、上部が隠れます。
下から見るとこんな感じ。右側は梁。その上に窓枠。ここに窓がはまってました



これが新しい窓の枠。複雑な構造になっていて、一瞬戸惑いました。

新しい窓はLIXILのデュオPG。家にある他のペアガラスと合わせした。FIXまどなのでとっても安くて、75x75cmぐらいで1万円です。

上の写真は窓の断面を撮った写真ですが、右側が屋内側になります。人差し指にあたっている部分を窓枠にあてて、ねじで止めます。それだけ。


まぐさを取り付けて、窓を取り付け
昔の窓枠の位置が梁の箇所とずれていたので、調整するためにツーバイで新しい窓枠を取り付けます。これで梁の開口部と窓の開口部のサイズが同じに。

こんな感じで窓枠にはまってます。

窓の周りに化粧板を付けるために、バーナーで焼杉します。



杉板を焼くととってもいい色になって、古民家の他の木材とよく合います。

窓枠の上に打ち付けます。



四方をこれで囲みます。

完成

通常ですと窓枠周りを雨仕舞するために防水シートやテープ、シーラントを付けるようですが、うちは古民家。庇がとても長いので雨はめったにここまで来ません。なので雨仕舞なし。とてもシンプルです。

内側から見た感じ。窓枠と窓の大きさがフィットしていていい感じです。

アングル付きだったので、化粧で窓枠を内側にもつけています。最初は必要ないかなと思ったんですがピリッとはまりますね。

嬉しくてずーっと見てました。


こんなに簡単なものだとは思いませんでした。窓の取り付け自体はとてもシンプルで、窓枠の大きさを窓の大きさに合わせてはめ込むだけ。窓枠の大きさを合わせるために木材をカンナ掛けするのに時間がかかりましたが1日でできました。

肝心の断熱性能は。。。。まだ試していません。ただ、断熱ガラスにしたことによって窓付近が暖かい(日差しがいい時)のにはうれしくなりました。今まではどれだけ日が照っていても寒かった。。。。期待できます。