DIY, コーヒー、自家栽培、古民家の再生などポートランド的な人生に興味がある人のためのサイト

2017年11月26日日曜日

セルフビルドの工法


前回の続きで、パネルハウスを選んだ理由について説明します。

セルフビルドをするにあたり、複数の建築方法を検討しました。

ツーバイ建築
これは自分で設計して、資材を買って建てるというものです。ツーバイ建築は本当に簡単な設計で可能なので自分で設計図を書いて材料費を計算してみました。

この場合、長方形のシンプルな建物ですが、30平米の建物で基礎、床、外壁と屋根で150~200万ほどでできる算段です(内装、トイレ含まず)。出来なくはないが、自分で設計して材料の大きさや数量を割り出すのが比較的大変です。さらに屋根などの設計がどうやっていいのか分からず。



TALO/Bakken等スモールログハウス
ログハウスメーカーの中でも小さめのログハウスを用意しているところもあります。ログハウスは、セルフビルドに対応しているメーカーが殆どで工賃がかからない分安くなります。

一番大きな問題は非常に高い。例えばこのBakkenの20平米のログハウス。

Bakken 20
Bakken20

基礎工事も含んでますが、なんと650万。たかだか20平米の小屋に650万とかありえないでしょう。内装と水回り込みですが、さすがに材料費などを考えると高すぎるので、セルフビルドで300万に抑えたいと言ったら無視されてしまいました。

TALOのLIILAもいいなと思いました。サイズも30平米と多少大きめで、大手ログハウスメーカーなのでセルフビルドのサポートもしっかりしているので心強いです。

しかしながら、またしても高いです。。。セルフビルド用のキット価格が320万。ちなみに、建築してもらうと830万程度。これに基礎の価格を付けたすと400万ぐらいです。

TALOのLIILA
TALOのLIILA

ミニログ
ミニログは結構ポピュラーなようで沢山メーカーがありますね。
色々ネットで見たのですが、一番しっかりしててタイプが多いのはベストログ社のミニログかなと思いました。

ベストログ社のミニログ
ベストログ社のミニログ

価格も非常に手ごろです。20平米で130万ほど。ただ、狭いのと、それ以上に見た目がカントリーすぎるのが気になります。ミニログってどこの会社も西部劇カントリーな野暮ったいデザインなんです、なぜか。大きめのログハウスは全然そんな感じじゃないんですけどね。おそらくですが一昔前のDIYオヤジのイメージはカントリーな男だったんでしょう。ドゥーパとか見ててもカントリー風ですよね、なぜか。ちょっとセンスが古い感じがします。

また、ログハウスの欠点として窓のレイアウトなどに限界があります。

パネルハウス
そこでFacebookのアドで見つけたのが北都物産のパネルハウス。

北都物産のパネルハウス
パネルハウス

北都物産すごいです。何がすごいって、僕みたいな人のニーズをすべて満たしてるんです。安い、見た目カントリーじゃ無い、レイアウト自由、ツーバイで簡単建築、費用に応じて様々なオプションあり。

しかも広さに応じて何十種類も用意しているんですね。すごい。私は3.6m X 10mの3699というモデルに決めました。通常プランだと148万!ドンピシャです。

面白いのは通常プランは、断熱なし、窓はアクリル、雨どいなし。さらに通常455mmピッチの間柱が900mmピッチです。まさにベアボーンで、基本的には倉庫向け。でもセルフビルドしてる人は本当にこれくらいの割り切り感がうれしいです。オプションで変更も可能ですし、自分で作ればいいんですから。

安いけど資材は全て木材を使用しているので見た目もナチュラルで安っぽくないのが気に入りました。外壁は北海道の杉材などを使っているあたり合理的で本当に面白い。

基本的にはツーバイ建築を安くして、間柱ピッチを広げて、防水シートを省いて簡単に仕上げた建物です。材料もプレカットしてくれるので自分でツーバイの設計するのに比べて楽だし何より安上がりです。

私は建具類は全部自分で調達してつけることにして、屋根断熱+455mmピッチの資材もオプションで付けてもらいました。消費税・送料込みで187万円。安い!!!

まさにセルフビルドにもってこい。これからはカントリー風じゃなくこれが増えてくるんじゃないでしょうか。北都物産さん、宜しくお願い致します!

ということで、最終的にパネルハウスに決定。作ってみてからじゃないと最終的な判断はできませんが、今のところここが一番お勧めです。