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2015年12月13日日曜日

腰壁の下見張り 古民家DIY

さて、着々と進んでいる古民家の再生ですが、外壁の張替えをしました。

ビフォー:腰壁は木目調のトタン

着工前は外の腰壁の上に木目模様のトタンが張り巡らされていて、とても不格好でした。せっかくのしっくい壁が台無しです。

まずこれを全部はがしました。
トタンをはがした後

すると、なんということでしょう。いい色に褪せた押縁下見張りの腰壁が現れました。なぜこの美しい木を隠してしまったのか。それは防寒です。左手を見てもわかる通り、中身はがらんどう。隙間風を防ぐためにとりあえずトタン、という思考です。

今回はそれを防ぐために、内側にしっかり断熱材と防風シートを入れているので安心です。

左側の箇所に板材がないので、こちらに下見張りをしていきます。

家の内側との仕切りは合板一枚。これでは寒いです。

まずは上の隙間にすべて断熱材をつめていき、そのあとに防風シートを張ります。
その上に杉材を張っていきます。

杉材を張った後
もともとあった腰壁と色が合わないので、柿渋と松墨を混ぜて塗ります。防虫も兼ねているので腰壁全体に塗ります。

柿渋

松墨

一晩置いて、色を落ち着かせます。



色がそろった後、押縁(縦の角材です)を打ち付ければ完成。比較的簡単ですね。

押縁の間隔は他の壁と合わせてます

右の木材が見苦しいですが、きれいに仕上がりました。

もともとのトタンと比べると、木材がキレイに見えて漆喰や柱も映えますね。やはり自然素材はいいです!