ビールを自分で作ってみました
自家製ビール!
コロラドに来て2週間、家でビール作り始めました。
断っておきますが、日本では家でアルコール1%以上の飲料を作ることは違法です。が、コロラド州では全く問題ありません。
日本でもクラフトビールや地ビールが人気なのに、なぜ違法なのか?おそらく大手ビールメーカーの意思が大きく反映されているのでしょう。あとは酒税が徴収できなくなるという国税庁の事情もあるでしょう(法律違反というのも、酒税違反のことです)。いずれにしても必要のない法律ですねえ。
コロラド州、とくにボルダーのビール熱は半端じゃないです。まず、店。
これ全部クラフトビールです
ありすぎて何が何だか分かりません
店に行くと恐ろしい数のクラフトビールがあります。アサヒ、キリン、サッポロしかない日本とは全く状況が違いますね。別世界。
元々コロラド州はロッキー山脈の麓にあることから、Coorsなどのビールメーカーもここが発祥の地だったりします。なので文化的にビールが好きなんでしょうか。
ビールも種類が本当に豊富で、ラガー(日本のビールはほとんどこれ)、IPA(india pale ale);飴色のホップの味が聞いてるちょっと苦久手フルーティなビール、Stout (黒ビールですね), hop多め、コーヒー入り、などなど本当に拓さんあります。感動すると同時に、どれ選んでいいのか不明。ラベルで選びます。
そんな土地なので、日本で梅酒を漬ける感覚でビール作ってる人が沢山います。せっかくなので僕もチャレンジしてみました。
まずはkitを180ドルで購入。ちょっと高い。。。通常は80ドルぐらいで売ってます。
地元の自家醸造ビール屋さん
オーナーのAdam.いろいろ教えてくれます。
自家製ビールなら何でもそろいます
ここでバケツと種々資材と、イースト、ホップ、大麦を買って、同じく購入したビール自家醸造のガイドブックを見ながら早速取り掛かります。
たくさん買いました。トータルで$150ぐらい。
自家製ビールのバイブル。アマゾンで売ってます。
醸造方法は意外と簡単です。お湯の中で原料となるモルト(大麦)を煮て、デンプン等をよく抽出して、味付けと香りにホップを入れて、イースト菌を入れて二をして発行させます。モルトの種類や配合(大麦、小麦、米、コーン)と、焙煎度合いよって、ビールの種類が大まかに決まります。コーヒーに似てますね。
最初なので、飲みたいビールを!Hefeweizenを作ってみます。ベルギーの白濁した、喉越しすっきりのビールです。モルトは大麦50%,小麦50%です。
巨大な寸胴でお湯を沸かして。。。
メッシュの中に入れたモルトを投入
30分ほど煮て、モルトを取り出します。カツオ汁みたいな色。
これなんだと思います?ホップです。いい香り―。これを投入します。
液体のモルト(抽出したもの)を投入して。。。
また30分煮ます。
ホップを入れると、なんとなくビールっぽい香りがします。トータル一時間ほど煮ることにより、消毒とモルトとホップをよく溶かします。ホップは味付けと匂いつけの二つの意味があり、それぞれの目的により投入のタイミングが異なります。
原料を煮ている間に、イースト菌の準備です。モルトからの糖分などをエサにイースト菌が発酵を進めて炭酸と苦みが出てビールができるんですね。意外と単純です。
ドライイースト菌をお湯に入れて活性化します。
こちらがイースト菌。ビールの種類によってイースト菌は違います。
煮たモルトを急速に冷やすために氷風呂に浸します。
冷えたら、発酵用のポリバケツに入れて、イースト菌を投入して攪拌します
熱湯にイースト菌を入れると死んでしまうので、冷やしてからイースト菌を投入します。全体を通してですが雑菌の混入を防ぐために全ての器具は煮沸消毒しています。
イースト菌を投入したら、蓋をして、空気弁をつけて2週間放置!
暖かいところにおいて、2週間ほど発酵させます。その間、発酵が進行すると空気が出てきます。
VIDEO
今はまだバケツで発酵中ですが、次はビール瓶に入れていきます。乞うご期待!
アマゾンでも売ってますね。