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2016年1月20日水曜日

ポートランドのエコ生活

先日書いた、ポートランドで一番おいしいパン屋の続きです。

ポートランドは自転車大好き
自転車大好きポートランド


ポートランドはエコな街ですねー。アメリカ全体に言えることですが、細かい節約はしないけど、新しい技術や方法で問題解決しようとしますね。

例えばこれ。

ポートランドのゴミ箱
ポートランドのソーラーごみ箱

はい。街角のごみ箱です。でも上部にソーラーパネルが付いていて、ゴミを潰すプレスが内蔵されています。ごみを潰すことにより容積を減らし、ごみ収集車の収集回数を減らすことにより排気ガスを減らす、と。

うーむ。着眼点はすごいし、且つこれに投資する市にも感心します。でも、そのお金使ってほかにもっと効果的な事できるんじゃないだろうか。。。。そもそも街角にごみ箱必要なのかな。家に持って帰ればいいじゃん、と思うのはやっぱり日本人なんでしょうか。アメリカの人はメンドクサイことはしない人が多いですからね。だからこその発想なんでしょう。

とにかく意識高めです。地元新聞を読んでみたのですが、ごみの埋め立てをやめて焼却処分にする法案の議論で持ちきりです。アメリカは土地が広いので大体焼却じゃなくて埋め立てなのですが、埋め立てゴミから発生するメタンガスによって温暖化が進むからなんとかかんとか。ポートランドらしいのは、この課題を3身一体(行政、市民、業者)で議論して決めるという事。日本だと殆ど行政任せですね。

冒頭の自転車もそうですが、町全体を自転車が走りやすいように設計されていて、車よりも優遇されています。考えてみると当たり前ですよね、車と比べて交通弱者なわけですから。これらも地元の市民団体が行政と話してポリシーを策定しているようです。市民の行政への参加のレベルが日本と違います。

全米最大の古本店、Powell's Books
全米最大の古本屋さんや、以前紹介したRebuilding centerのような建材や古材のリサイクルセンターがある事も頷けます。

そういうエコな意識が高いポートランドの人たちは健康に随分気を使っていて、家で鶏や養蜂をやっている人も多いです。Urban Farming(アーバンファーミング)と言われて沢山の人が参加してますね。自給自足とまではいかないまでも、可能な限り自分の手で食べ物を自給する。いつか山梨の古民家でやってみたいものです。

そんなことで、地元に人気のUrban Farming ストアに行ってきました。その名もUrban farmstore. 養蜂からヒヨコまで、全部揃ってます。ヒヨコの値段は5ドル。「これって鶏は食べるの?それとも卵産ませるだけ?」と聞いてみたら、「人による。ペットとして買ってる人もいるしね」だって。楽しそうですね!
Urban Farmstore. 左が養蜂、奥が養鶏、右が畑用具。



クワやスコップなど。普通ですね。
ポートランドの人は地元の生産物が大好きで、環境意識が高くて、DIYが大好き。僕にとっては天国のようなところです!

さて、最後にアップルサイダー。ジュースじゃないんです。フランスに行くと売ってますね。リンゴを発行させて作った発砲酒です。なにやら美味しいらしいので飲んできました。

Reverand's Hard Cider. 倉庫です。

画像が悪くてすいません。とにかく広い。醸造所のスペースにカウンター付けました、って感じ
結論としては。。。雰囲気はよかったですが、正直これならビールの方がいいかな。甘すぎるか、ビールにリンゴジュースを混ぜただけのような味か、どちらかでした。また違う店で飲んでみます。

ポートランド、いい街です。いくらでも楽しめますね。もっと知りたい方は、以前書いたポートランドガイドもご参考下さい!